・浄土真宗のご本尊は阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)一仏です。
ご本尊には、名号をもって仏徳をあらわした名号本尊(六字尊号の「南無阿弥陀仏」、九字尊号の「南無不可思議光如来」、十字尊号の「帰命尽十方無碍光如来」)と、ご絵像もしくはお木像をもって仏徳をしめした形像本尊があります。・脇掛は左脇(向かって右)十字尊号または親鸞聖人の御影を奉懸する。右脇(向かって左)九字尊号または蓮如上人の御影を奉懸する。
・仏壇にご安置するご本尊・脇掛などの掛軸は、かならず本山からお迎えします。
・故郷を離れて生活されているご家族にもご安置いただけるよう、ご本尊「いちょう」・「きく」が制定されました。マンションなど、仏壇を置くスペースのない現代の住まいに合わせたサイズです。
・掛け方は、ご本尊を中央に、本尊左側(向かって右)に十字尊号、本尊右側(向かって左)に九字尊号を掛けます。
または、中央にご本尊、本尊左側(向かって右)に親鸞聖人の御影、本尊右側(向かって左)に蓮如上人の御影を掛けます。
・新たにご本尊をお迎えすることは、家庭にこころの灯火がともるという、おめでたいことです。お迎えする際には事前に所属寺の住職に相談して、入仏式(入仏法要)をおつとめいたましょう。
・入仏式が終わってからも、毎日ご本尊へのお参りを欠かさず、私たちのいのちのよりどころとなる阿弥陀如来を中心とした生活をしましょう。
本ページは『浄土真宗 必携 み教えと歩む』「第5章 宗門の作法と仏事」をもとに、ホームページように作成したものです。