勤式研究生課程カリキュラム

研究生課程は、6ヶ月の期間で声明・礼讃・正信偈・読物に加えて本山のみで用いる法要作法や法要で用いる雅楽など、内容も幅広く専門的に学んでいただく場です。

親鸞聖人

また、期間中に大谷本廟の龍谷会に始まり、御煤払、年末年始の法要、御正忌報恩講法要など本山恒例法要に結衆・列衆・奏楽員として、また実習の一環で一般寺院への法要にも出勤をいたします。

このように、実際に経験を積むことによって本願寺の御堂衆・勤式の指導者の育成、さらには宗派内の僧侶のお勤め・作法のレベル向上を視野に入れた指導を行っております。

 

 

ごんしきしどうしょ けんきゅうせいかてい

開講期間

毎年10月~3月迄

講義時間

8時50分~16時30分(1日4講義 午前2・午後2、1講義90分)

募集人数

60名程度

受験資格

本願寺派教師を有する者で法務員資格試験合格者

※入所試験日までに法務員資格試験を合格されていない方、また、すでに勤式研究生課程を修了されている方は受験できません。

講義内容

勤 行

練習生同様に、お勤めの実唱・作法・荘厳を実習・習礼を通して実践的に学んでいただく講義です。

練習生と異なる部分は、法要の差定(構成)や差定説明等を受講生自ら行い、より実践的に行います。

また、研究生の後半には雅楽などを用いた実習も行います。

声 明A

練習生の復習を含め、声明集すべての作法の習得をめざす講義です。

併せて、法式規範などの内容も専門知識として学んでいただきます。

声明集(上・下巻)全般

そ の 他  : 葬場勤行、奉讃蓮如上人作法、正信念仏偈作法(第二・三種)、奉讃大師作法(第一種)、宗祖讃仰作法(第二種)、御本典作法、仏事勤行(三部経繰り読み)など
法式規範 :

一般作法、荘厳法、法式要語等の解説、椅子席作法、葬儀規範等

  1. 声 明B

  1. 本山のみで用いる、作法など声明集(本山専用本)を中心に習得をめざす講義です。
  2. 併せて、法式故実などを専門知識として学んでいただきます。

声明集(本山専用本)全般

法式故実 : 本願寺発祥より今日までの法式故実について

正信偈

草譜・行譜に加え、本山のみで用いる真譜の習得をめざす講義です。

真譜・行譜・草譜、三帖和讃

礼 讃

往生礼讃偈のすべての習得をめざす講義です。

往生礼讃偈、般舟讃

読 物

御文章の五帖80通から始め、読物すべての習得をめざす講義です。

御文章5帖80通、御俗姓、夏御文章、御伝鈔

雅楽講義

指導所で初めて雅楽をされる方も期間中を通して雅楽に触れていただき、習得をめざします。

雅楽については、本願寺の法要(御正忌報恩講法要・春秋彼岸会)に用いる雅楽曲を中心に学んでいただきます。

※期間中、笙・篳篥・龍笛の中から1管を選択し、学んでいただきます

※特別法務員資格試験合格者においては、本山恒例法要に出勤することができます。

科目外講義

音楽理論 : 声明・雅楽にかかわる音楽的理論についての講義
雅楽概説 : 雅楽の概要・歴史、雅楽曲の由来等についての講義
立  華 : 寺院における立華の方法についての講義
仏教音楽 : 音楽礼拝・仏教讃歌についての講義
声明講讃 : 典拠・解釈、勤行の意義、真宗の儀礼についての講義
宗門法規 : 法要儀式規程等の勤式関連法令についての講義
そ の 他  : 実践運動についての講義

班別指導 

班別指導は1班10名程度で班毎に1名の講師が担当し、少人数でよりきめ細やかな指導を行うことで、個々の上達をめざす講義です。(月に1回から2回行います)

その他

実 習 : 当番制で本願寺の晨朝、または本山恒例法要に出勤し、本山のお勤めを経験していただきます。その他、お煤払い・大御身・荘厳替え等
研 修 : 大原にて天台声明の研修をおこなう(12月上旬頃…日程調整中)
参 拝 : 本山恒例法要への参拝(御正忌報恩講、宗祖月忌、歴代宗主祥月、彼岸会等)
東本願寺報恩講満日中(坂東曲)の参拝[11月28日]
試 験 : 中間試験(実唱・筆記2回程度・雅楽1回程度)
修了試験(3月中旬予定)
資 格 : 未取得者を対象に巡讃許可(随時)・式嘆伝授(2月予定)を行う。
研究生終了試験で平均65点以上の者には、本人の願いにより特別法務員資格試験を免除される。