勤式指導所の歩みと今後

 浄土真宗本願寺派の勤式指導所は、1880(明治13)年に第21代明如宗主の直命により梵唄練習場として大津三井寺の山内に開設された。

勤式指導所について
勤式指導所と本願寺
第21代明如宗主

当時、本願寺派では同じく明如上人により結衆制度が制定され、翌1881(明治14)年の御正忌報恩講法要には梵唄練習場の修了者全員が結衆として出仕をした。

また、同年9月に本願寺の山内に場所を移し、1887(明治20)年には結衆詰所を勤式練習場とし、卒業生を常備結衆とした。

1922(大正11)年3月に新しい勤式練習所規程が設置されたことにより修行年限が1年となり、修了者は本願寺御堂衆として讃衆名簿に登録されることになった。

その後、同じく本願寺御堂衆としての知堂となる為の試験合格者が知堂名簿登録者となった。

1949(昭和24)年に勤式指導所規程が設置され、現在の勤式指導所の名称に改称された。

この年、宗務員規程も改められ法務員名簿登録者の制度ができた。

勤式指導所の歩み

1952(昭和27)年に研究生課程が設置され、特別法務員名簿登録者の制度もできた。

これらの制度は、2002(平成14)年に宗務員の資格として、法務員資格試験合格者・特別法務員資格試験合格者と名称を変えて現在にいたっている。

勤式指導所の練習生課程の受講者は昭和40年中頃までは30名弱であったが、昭和50年頃から50名を超え、近年は100名前後にまで達するようになった。

また、研究生課程の受講者も昭和50年頃までは練習生の半数の15~20名程度であったが、現在は60名前後となっている。
以前、本願寺派において結衆制度を導入していた当時は、法要讃嘆衆に衲衆・甲衆・讃衆・讃衆補の四種を置き、衲衆・甲衆は結衆として内陣に出仕し、讃衆・讃衆補は外陣に出仕していた。

勤式指導所の場所

従って、勤式指導所は上記のような御堂衆を養成することが主たる目的であったが、2012(平成24)年度より勤式指導所は宗派の僧侶養成部の一部門となり、御堂衆の養成という目的はそのままに、加えて今まで以上に宗派僧侶の勤式作法のレベル向上を視野に入れた指導をおこなうこととなった。

これらにより、今後は勤式指導所の修了者が一般寺院などでの法要や仏事において、正しい勤式作法を行えることに重点を置き、それと同時にその指導にも携わることのできる僧侶の養成をめざすものである。

アクセス・所在地・連絡先

勤式指導所 場所

〒600-8358 京都市下京区堀川通花屋町下ル

TEL(代)075-371-5181(西本願寺)

FAX(代)075-371-5311

勤式指導所(ごんしきしどうしょ)

勤式指導所 場所