変更・統一事項

勤式指導所 講義における統一事項

『声明集』

別紙 『声明集』統一事項参照

正信念佛偈(正信偈)の鼻的破裂音(以下「鼻音」)の唱読法変更について

 2017年12月18日

 

 今般、正信念佛偈の偈文における「つ」の唱読について、「正信偈真譜・行譜・草譜」では「つ(tsu)」、その他の勤行(葬場勤行など)や声明作法(宗祖讃仰作法音楽法要、廣文類作法、奉讃大師作法、正信念佛偈作法など)では「つ(鼻音)」の発音をしていましたが、以上すべてを「つ(tsu)」と発音し、今後鼻音を用いないように変更します。

1.変更理由

 1961(昭和36)年3月に正信念佛偈「真譜・行譜・草譜」の唱読法に限り鼻音の依用の廃止以降も廣文類作法、奉讃大師作法及び葬場勤行等で正信念佛偈を唱読する際は、従来通り鼻音を用いてきました。
 しかし、2011(平成23)年4月よりご修行の、親鸞聖人750回大遠忌法要に際し制定(2008(平成20)年8月)された「宗祖讃仰作法音楽法要」の正信念佛偈については、音楽法要という性質上、鼻音を用いず唱読されました。
 以上のことから真譜・行譜・草譜並びに宗祖讃仰作法音楽法要は鼻音を用いず、その他は鼻音を用いるという現状の唱読法を統一するため、この度全ての正信念佛偈の唱読に関して、鼻音を用いず「つ(tsu)」と発音することに変更となりました。

2.変更期日    

2018(平成30)年1月1日より

3.お問い合わせ  

〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下る
本山本願寺 寺務所内 式務部
浄土真宗本願寺派本願寺 宗務所内 勤式指導所
TEL 075-371-5181(代表)

『声明集(本山専用本)』

式間和讃における「アタリ」と「ユリ」は勤式指導所編集の教科本「報恩講作法」の電柱譜は以前同じ形で記載されていたが、元の博士は異なった形であるので、今後は二種類の唱え分けをして指導することとする。

「アタリ」 (従来の表記)
「ユリ」 (修正する表記)

尚、勤式指導所編集の「報恩講作法」は増刷の際、修正した。

修正箇所(「ユリ」の箇所)

甲 六首目 3行目 「一」

乙 六首目 1行目 「如」 (「ノ」はアタリ)

『正信偈』

真譜の「七遍返し」の念仏について、第6句目と第7句目は、息は継がずに一息で唱えるよう指導する。

但し、非常に長い息が必要となり、息が続かない場合は“盗み息”を使う、と指導する場合もある。

本ページは『浄土真宗本願寺派 法式規範』をもとに、ホームページ用に抜粋し構成したものであるため、凡例・本願寺・大谷本廟・直属寺院の荘厳に関すること、並びに椅子席規範用語解説、口絵、イラストなどについては法式規範を参照ください。