家庭の仏事・作法

九、法名・院号・過去帳

法名とは

・「法名」は、仏法に帰依し釈尊の弟子となった人の名前です。
・「法名」は「釋○○」の二字です。
・「法名」は、「帰敬式」を受式して本願寺住職(ご門主)からいただくものです。
・「法名」は生きている間にいただくものです。

〈法名Q&A〉

 「法名」と「戒名」はどうちがうのですか?

 いずれも、仏教徒としての名前を表す言葉ですが、浄土真宗では「法名」、他宗では「戒名」といいます。
戒名は、厳格な規律(戒律)を守って仏道修行する人びとにつけられる名前です。
それに対し、浄土真宗では、戒律の一つも守ることのできないこの私たちを、かならずすくい浄土へ迎えるという阿弥陀如来のはたらきを「法」とよび、その法のなかに生かされている私たちがいただく名前を「法名」といいます。

 なぜ、法名には居士や大姉等の位号がつかず「釋○○」だけなのですか?

 浄土真宗のみ教えは、みな等しくともにお浄土への道を歩ませていただくという教えですから、「釋○○」の法名以外に「信士・信女・居士・大姉」等の修行生活の形態をあらわす位号などは必要ありません。

 お世話になっているお寺から法名をいただけると聞きましたが?

 本山で帰敬式を受け、本願寺住職(ご門主)から法名をいただくのが本来の形です。しかし、帰敬式を受けずに亡くなられた場合に限り、所属寺の住職から「釋○○」という法名をいただきます。

院 号

・院号は、永代経・門徒講等で一定額以上の懇志を進納された方など、宗門や本願寺の護持発展に貢献された方、または、宗門もしくは社会に対する功労が顕著であると認められた方に、授与されます。

・院号は、漢字二字(例‥「○○院」)とし、宗門から授与されるもので、これ以外の院号は用いることができません。

過去帳

・過去帳は、故人の法名、俗名、命日等を記録するものです。

・過去帳は礼拝の対象ではありません。真実の教えを聞き、本願を信じて念仏するものは、阿弥陀如来のはたらきによってさとりをひらいた仏と成るのですから、礼拝の対象はご本尊の阿弥陀如来です。

本ページは『浄土真宗 必携 み教えと歩む』「第5章 宗門の作法と仏事」をもとに、ホームページように作成したものです。